book

 東京伝説―うごめく街の怖い話/平山 夢明

東京伝説―うごめく街の怖い話 (竹書房文庫)平山 夢明 竹書房 (2003/04) Amazon.co.jp で詳細を見る 夫がなぜか都市伝説を集めた本をシリーズで読んでいて、それは一般の人から集めたエピソードを元に作られたものなのだけど、都市伝説を収集する際の副産物と…

 予知夢/東野 圭吾/★★★★☆

予知夢 (文春文庫)東野 圭吾 文藝春秋 (2003/08) Amazon.co.jp で詳細を見る 再読。ガリレオを読んでなかったので、その続きで。どんな話か思い出せなかったけど、読み始めた瞬間に思い出した。読み終えてからやっぱり東野が好きだなーと思ったので(再読で…

 探偵ガリレオ/東野 圭吾/★★★★☆

探偵ガリレオ (文春文庫)東野 圭吾 文藝春秋 (2002/02) Amazon.co.jp で詳細を見る 10月からテレビドラマになるというので、しかも福山雅治がガリレオ役だっていうので、それに先駆けて読む。1話ごとに事件が起きて、その謎が論理的に解明されるので、非常に…

 真夜中の五分前 side-A・side-B/★★★☆☆

真夜中の五分前 side-A (1) (新潮文庫 ほ 18-1)本多 孝好 新潮社 (2007/06)Amazon.co.jp で詳細を見る 真夜中の五分前 side-B (2) (新潮文庫 ほ 18-2)本多 孝好 新潮社 (2007/06)売り上げランキング: 43967 Amazon.co.jp で詳細を見る 装丁の写真が私の好き…

 あおい/西 加奈子/★★★★☆

あおい西 加奈子 小学館 (2007/06/06) Amazon.co.jp で詳細を見る 脱力系の悲しい話は、岡崎京子を髣髴とさせる。痛々しくていろいろとえぐられる感じの。 シチュエーションがすごく映像的に浮かんでくる。この感じ、嫌いじゃないしぐいぐい読み込んでしまう…

 佐藤さん/片川 優子/★★★☆☆

佐藤さん (講談社文庫 か 101-1)片川 優子 講談社 (2007/06)Amazon.co.jp で詳細を見る

 幸福な食卓/瀬尾 まいこ/★★★★☆

幸福な食卓 (講談社文庫 (せ13-1))瀬尾 まいこ 講談社 (2007/06) Amazon.co.jp で詳細を見る ここんとこ満足する本と出逢えておらず、ちょっとテンションが下がっていたので、ベタだけどたぶん私これ好きだろうなーっぽいものをチョイス。そしてまんまと好き…

 水の時計/初野 晴/★★★☆☆

水の時計初野 晴 角川書店 (2005/08/25) Amazon.co.jp で詳細を見る これもAmazonさんのオススメから。脳死と臓器移植をテーマにしたファンタジー、なのかな? 主人公の昴(男)は17歳なのに、表現がそれらしくなくて非常にちぐはぐ。せっかく設定は面白いの…

 憑神/浅田 次郎/★★★☆☆

憑神浅田 次郎 新潮社 (2007/04) Amazon.co.jp で詳細を見る 初の浅田次郎。江戸や幕末の時代の、妖怪と人間との人情物語*1みたいなものが割と好きなので、これなら入り口としていけるかなあと何となく手に取った。のだけど、ちょっと私には敷居が高かったか…

 夏の庭―The Friends/湯本 香樹実/★★★★☆

夏の庭―The Friends湯本 香樹実 新潮社 (1994/03)Amazon.co.jp で詳細を見る 小学生の男の子たちとじいさんばあさんが出てくる話はもうその設定だけで十分ズルイと思うんだけれども。そんでひと夏のとある経験が彼らを成長させるとか、いのちの大切さとか、…

 長い腕/川崎 草志/★★☆☆☆

長い腕川崎 草志 角川書店 (2004/05) Amazon.co.jp で詳細を見るAmazonさんで「この本*1を買った人は他にこんなん買ってまっせ」リストに上がってたのを適当に買って読んでみた。ゲーム制作会社に勤務する汐路は、身の回りで起きた事故と事件にある共通点を…

 13/古川 日出男/★★★☆☆

13 (角川文庫)古川 日出男 角川書店 (2002/01) Amazon.co.jp で詳細を見る 自分の目で見えている色が、他の人にとっても同じ色かどうか。それを確かめる術はない。友人に色覚異常の人がいるのだけど、グレーだと思ってピンク色の服を買って帰り、家族に驚か…

 そのケータイはXX(エクスクロス)で/上甲 宣之/★★★☆☆

宝島社文庫「そのケータイはXX(エクスクロス)で」上甲 宣之 宝島社 (2004/05/27) Amazon.co.jp で詳細を見るまたもやこのミスシリーズ。書店で平積みされているのを適当に選んだのだけど、最初の数行でもうすでにうんざりしてしまった。出来の悪いサウンドノ…

 東京夜話/いしい しんじ/★★★★☆

東京夜話いしい しんじ 新潮社 (2006/11) Amazon.co.jp で詳細を見る 私の中のいしいしんじ像が、どんどん変貌していく。 「プラネタリウムのふたご」 こんなファンタジーを書けるなんて…どんな王子様かしら? キラキラ! ↓ ブログを読んで …ん? なにやら不…

 なんくるない/よしもと ばなな/★★★★★

なんくるないよしもと ばなな 新潮社 (2007/05) Amazon.co.jp で詳細を見る 青春時代によしもとばなな*1にはまるだけはまって、20歳を過ぎた頃「私はもうばななを読む歳じゃない」と自分から勝手に離れてから久しい。が、少し前にたまたま手にとってみたら、…

 パーフェクト・プラン/柳原 慧/★★★★☆

宝島社文庫「パーフェクト・プラン」柳原 慧 宝島社 (2005/01/15) Amazon.co.jp で詳細を見る 上の帯でわかると思いますが、「身代金ゼロ! せしめる金は5億円」。こういう設定に弱いのです。誰一人傷つけることなく金だけゲット的な、しかもそれで悪者政治…

 グッドラックららばい/平 安寿子/★★☆☆☆

グッドラックららばい平 安寿子 講談社 (2005/06)Amazon.co.jp で詳細を見るある時母親が家出してしまった家族の話。中学生の立子は烈火のごとく怒り、姉の積子は男に夢中でそれどころではなく飄々としている。父親は「人様のお役に立っているのだから」と母…

 ブラフマンの埋葬/小川 洋子/★★★☆☆

ブラフマンの埋葬小川 洋子 講談社 (2007/04/13)Amazon.co.jp で詳細を見る 書店で反射的に購入してしまった。小川洋子久しぶりだー。 世界中から芸術家たちが集まってきては滞在する「創作者の家」の管理をまかされている主人公。彼が見つけた不思議な小動…

 幻夜/東野 圭吾/★★★★☆

幻夜東野 圭吾 集英社 (2007/03)Amazon.co.jp で詳細を見る読みながら「あーなんかこれどっかで読んだことあるわ…というかむしろ白夜行?」って思ったら案の定繋がってるっぽいです。でも全然別の物語として完結してるので、気付かない人もいるかも。気付か…

 神様からひと言/荻原 浩/★★★☆☆

神様からひと言荻原 浩 光文社 (2005/03/10)Amazon.co.jp で詳細を見るカップラーメン製造メーカーに再就職するも上司と揉めてお客様相談室に配属された凉平。ここの業務はクレーム処理のみで、精神的に病んで辞めていく人が後を立たない。要はリストラ要員…

 イニシエーション・ラブ/乾 くるみ/★★★★☆

イニシエーション・ラブ乾 くるみ 文藝春秋 (2007/04)Amazon.co.jp で詳細を見る舞台は80年代の静岡。大学生の鈴木は、人数合わせに出席した合コンで素敵な女の子と出会う。そして二人は青く若い恋愛におぼれるが…。という物語なのだけど、普通の恋愛小説だ…

 崖の館/佐々木 丸美/★★★☆☆

崖の館佐々木 丸美 東京創元社 (2006/12/21)Amazon.co.jp で詳細を見るたまたま書店で平積みしてあって、知らない作家だけどとにかく読んでみっか的な軽いノリで購入。3部作の1作目で、面白かったら残り2冊も読んでみるつもりだった。 雪深い海沿いの崖っぷ…

 悲しみよこんにちは/フランソワーズ サガン著、朝吹 登水子訳/★★☆☆☆

悲しみよこんにちはフランソワーズ サガン 朝吹 登水子 Francoise Sagan 新潮社 (1955/06)Amazon.co.jp で詳細を見るセシルは早くに母を亡くした。女たらしの父レエモンと、父の若い愛人エルザとの3人で楽しく別荘でのひと夏を過ごすうち、父は母の友人であ…

 ねこのばば/畠中 恵/★★★★☆

ねこのばば畠中 恵 新潮社 (2006/11)Amazon.co.jp で詳細を見る若だんなシリーズ3作目。このシリーズが大好きなので、つい褒めちぎりたくなってしまう。例によって短編集。ほのぼのファンタジーと思いきや、取り上げる題材は実はああ日本の文化ってこういう…

 最悪/奥田 英朗/★★★★★

最悪奥田 英朗 講談社 (2002/09)Amazon.co.jp で詳細を見る正直、奥田英朗をナメてた。 「イン・ザ・プール」、「空中ブランコ」、はいはいテレビドラマとか映画意識してるタイプねー、それなりによくできててそこそこ面白くて、万人受けするし、最近売れて…

 DZ(ディーズィー)/小笠原 慧/★★★★☆

DZ(ディーズィー)小笠原 慧 角川書店 (2003/05)Amazon.co.jp で詳細を見る遺伝子操作が題材のミステリ。小笠原 慧は「サバイバー・ミッション」以来久しぶりだったけど、こっちの方が作品として手慣れた印象を受けた。全体のバランスが良くなってるというか…

 アルゼンチンババア/よしもと ばなな/★★★★☆

アルゼンチンババアよしもと ばなな 幻冬舎 (2006/08)Amazon.co.jp で詳細を見る近所にある通称アルゼンチンビルに住んでいる謎のおばさん“アルゼンチンババア”と、伴侶を失ったばかりの自分の父親が同棲していると聞きショックを受けるのもつかの間、アルゼ…

 青空の卵/坂木 司/★★★☆☆

青空の卵坂木 司 東京創元社 (2006/02/23) Amazon.co.jp で詳細を見る 坂木司とひきこもりの鳥井が、ちょっとした日常の謎を解きながら人と交流していくという、安楽椅子探偵っぽい(んだけど厳密には違う)ミステリ。 謎そのものも物語の進行もスムーズです…

 ぬしさまへ/畠中 恵/★★★★☆

ぬしさまへ畠中 恵 新潮社 (2005/11/26) Amazon.co.jp で詳細を見る 今までは買うと際限がなくなるので図書館や友人に借りていたのだけど、もういい加減欲しい本は買えばいいじゃない!と思い立ちまして、今年から“月に3冊まで文庫を買っていい”という自分ル…

 誘拐ラプソディー/荻原 浩/★★★☆☆

誘拐ラプソディー荻原 浩 双葉社 (2004/10) Amazon.co.jp で詳細を見る荻原浩と奥田英朗って、作品の印象がすごくかぶる。随所に散りばめられたしょうもないギャグとか、主人公のかっこ悪さとか。時々、どっちの作品を読んでるのかわからなくなるほど。私が…