真夜中の五分前 side-A・side-B/★★★☆☆
装丁の写真が私の好きなカメラマン*1の写真で、欲しいんだけど本多孝好だしなあ、と買うのをためらっていたら知らぬ間に夫が買っていた。別に本多孝好が嫌いなわけじゃないんですけどね。
ひょんなことから双子の美人姉妹と関わりを持つことになった主人公(古傷アリ)の恋愛物語。こういった類の“本当の愛を見つめなおす的な恋愛物語”を最近ずっと避けてきたので、いざ読むとなるとかなりこっぱずかしいというか、むずがゆいというかひねくれた視点で見てしまうというか。あーはいはい、そうですねーみたいな気持ちになって、一刻も早く読み終えたくなってしまう。多分このあたりが「本多孝好だしなあ、と買うのをためらう」所以なのかと。
設定として双子が出てくる話は好きな類だし、実際つまらないわけではないのだけど、いかんせん使い古された感が拭いきれず。