2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

 酒気帯び車椅子/中島らも/★★★★★

酒気帯び車椅子中島 らも 集英社 (2004/12)Amazon.co.jp で詳細を見る らもさん、死ぬ前にすごいのかましていった。涙が止まりません。興奮がおさまりません。 改めて黙祷します。あんた、サイコーのおっさんでした。死んじゃったなんて惜しいぜ。 中島らも…

 三月は深き紅の淵を/恩田陸/★★★☆☆

三月は深き紅の淵を恩田 陸 講談社 (2001/07)Amazon.co.jp で詳細を見る恩田陸の小説は、読むたびに違う印象を持つ。入れ子構造の小説が最近の私的ブームなんだけど、この作品はただの入れ子じゃない。例えば、てっきりマトリョーシカだと思っていたら、中か…

 8の殺人/我孫子武丸/★★★★☆

8の殺人我孫子 武丸 講談社 (1992/03)Amazon.co.jp で詳細を見る同著者の作品は『殺戮に至る病』しか読んだことがなくて、しかもこれが最高に素晴らしかったので、期待に胸弾ませて読んだ。これが我孫子武丸のデビュー作(あとがきを読んで初めて知った)だ…

 花の下にて春死なむ/北森鴻/★★☆☆☆

花の下にて春死なむ北森 鴻 講談社 (2001/12)Amazon.co.jp で詳細を見る「読書とは、著者の思考にシンクロすることだ」と、いつかどこかで誰かがそんなことを言っていましたが、ワタクシこの方とはシンクロできなかったようです。 北村薫や加納朋子が用いる…

 奇想、天を動かす/島田荘司/★★★★★

奇想、天を動かす島田 荘司 光文社 (1993/03)Amazon.co.jp で詳細を見る 最近★のつけ具合が甘くなったのか、それとも引きが良かったのか、すごい本を読んだものだわ…、という印象。 ある浮浪者が乾物屋の女主人を刺殺した動機について疑問を持った吉敷刑事は…

 死神の精度/伊坂幸太郎/★★★★★

死神の精度伊坂 幸太郎 文藝春秋 (2005/06/28)Amazon.co.jp で詳細を見るやっぱり私は伊坂が好きだ、と声を大にして叫びたい。 死神が主人公の短編集。各話ごとに少しずつ違った角度から物語が展開していくので飽きが来ないし、大変面白いです。何よりもやは…

さらに追記

『プライマー』の感想を集めてます。 いろいろ探していてやっと気付いたのですが、パンフレット買うべきだったんじゃないかしら。で、パンフには何かしら書かれているらしいです。まあガッツリネタバレしてる訳はないと思うけど。 あと、感想で「過去にしか…

追記

今さらながら知ったのですが、アーロン役の人はどんだけやりたがりなんだっつう。 ●シェーン・カルース/Shane Carruth 1973年、サウス・キャロライナ州マートル・ビーチ生まれ。『プライマー』が初監督作品となる。空軍の曹長の息子として、少年時代を全米各…

 プライマー/★★★☆☆

→公式サイトアインシュタインが相対性理論を発表して今年で100年だそうで、国連によると2005年は「世界物理年」なんですって。先日書店に行きましたら、私がいつか定期購読したいと願い続けて早や5年経つ『Newton』さんが別冊で相対性理論スペシャルを発刊…