イニシエーション・ラブ/乾 くるみ/★★★★☆

舞台は80年代の静岡。大学生の鈴木は、人数合わせに出席した合コンで素敵な女の子と出会う。そして二人は青く若い恋愛におぼれるが…。という物語なのだけど、普通の恋愛小説だと思っていたら最後の最後にどーん!と叩きつけられるアレ。すげーびっくりしたっつーの! まあみなさん読んでください。2回読みたくなります。

設定を80年代にしたのは、ただ単に『男女7人〜』をネタにしたかっただけなのかな? まあ、最後のアレを読んで要はこういうことかなーという大まかな予想をしてみたのだけど、大筋は合っていたようなので満足。細かいところは足りなかったけど、それなりに読解できてたかとホッとした。まあ確かにそうやって考えると随所に伏線が張られていたのだわ。なんか引っかかるなー、と思っていた部分があったもんなー。

これは、読み終えた後に既読の誰かとあーだこーだ語り合うのが楽しいんだと思います。
というわけでこれからこの作品の感想を探して読みあさりますんで、じゃ。