2004-01-01から1年間の記事一覧

 BIG RIVER/@青山劇場/★★★★★

ISBN:B000002O4T 大学時代に寝ても覚めても舞台にハマっていた私が、このブロードウェイ来日公演に行かないはずがない。RENTの来日公演以来、8ヶ月ぶりのミュージカル。しかもBIG RIVER。今回は原作も読了したし、字幕にとらわれず純粋にミュージカルが楽し…

 ハックルベリ・フィンの冒険/マーク・トゥウェイン、翻訳:大久保博/★★★★☆

ISBN:4042142060 青山劇場で『ビッグ・リバー』来日公演を観るための予習。ギリギリで読了。 読んでみてやっぱり私は翻訳本が苦手だなぁと思うのだけれど、そんなことはすっぱりさておいて、これが素晴らしい作品であることに変わりなかった。物語が素晴らし…

 ネガウェーブ到来中

私は環境の変化に対応するのにとても時間がかかります。 だからそっとしておいてください。今はひとりでいたいのです。 少しずつ、自分なりに納得しながら、心の平穏を取り戻していきたいのです。 ごめんなさい。気の利いたことが言えなくてすみません。小心…

 キーワード

昔のユニット関連ではてなにキーワードがあったことを今さら知りました。まんざらでもないね。もっと早く知っときゃよかったよ!あはは!

 ダム決壊

1年以上封印していたんだけど、なんとなく思い出して、昔やっていた音楽を掘り返して聴いていたら、なんだかものすごく加速してしまった。 データとしての記憶だとばかり思っていた(あるいはそう言いきかせてきた)ものは、私の鼓膜を通して感情のど真ん中…

 はてなシュランで紹介されたお店

のリストを見ていたら、超知っているお店が紹介されていたので嬉しくなって、つい。レストラン ボラーチョ http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/20040708#p1前の仕事をしていた時、事務所のすぐ近くにあったというのと、午前3時まで営業をしているというのと、…

 逆逆

なんつーか、やっぱり私の目は間違っていないというか、いやむしろ間違っているというか、とにかく私のアンテナの感度は常に最高レベルみたいです。なんで星の数ほどいる人間の中からそこをピンポイントでつくことができてしまうのでしょう。もう最悪。こん…

 イン・ザ・プール/奥田英朗/★★★☆☆

ISBN:416320900X ニルヴァーナの『Nevermind』に酷似した装丁にひかれてつい手にとって読んでしまったという、タチの悪いジャケ読み。「参考資料」Nevermind/Nirvana 第一印象は、軽い。とにかく軽い。 天然なのか計算なのかわからないが、神経科の伊良部は…

 解説

金谷ひとみの解説は別にいらないや、と思いました。彼女の恋バナとか別にどうでもよかったです。ごめんなさい。まぁ系統としては「あーやっぱり」という感じなのだけども。金谷はポスト山田詠美かなと思っていたところなので。

 姫君/山田詠美/★★★☆☆

ISBN:416755805X 短編集。高校生の頃に山田詠美フリークの友だちに影響されて読み始め、大学を卒業するあたりでもう山田詠美も卒業かなと思って読まなくなった。一通りハードカバーは揃えていたし最近山田詠美がダ・ヴィンチに出ていたのを見てちょっと気に…

 ぶらんこ乗り/いしいしんじ/★★★★☆

ISBN:4652071922 世界中のきょうだいで一番すてきな関係なのは、姉と弟だと私は信じている。 もちろん同性だって兄と妹だってすてきな関係だろうけど、私は弟との関係しか実感できないので、そうなんじゃないかって思っただけ。 弟がまだ小さくて、オムツを…

 沈黙博物館/小川洋子/★★★★★

ISBN:4480803556 確かに私は小川洋子の作品をこよなく愛しているけれど、ここまでずっしり重くて深いものが心に残ってしまう作品は、ほかにないと思う。彼女の世界観はもとから大好きだけど、この作品はいつもよりもさらに私の心をとらえて放さない。 小川氏…

 まったく本が読めない病気

ちょっといろいろなことが私の頭の中をぐるぐるとかき回しておりまして、本を開いてもまったくページが進んでいきません!文字を目で追っても追っても、頭に入って行かないのです。気付くと違うことを妄想しております。 1冊の本を読むのに、何日かけてんだ…

 大人の泣ける本

ゆうべ爆笑問題の深夜番組に私の愛する小川洋子が出ていた。 「大人の泣ける本と言うのは、冬のソナタみたいに男女がくっついた別れたでどうのとか、そういうものじゃないと思っています」と、冬のソナタを静かな口調でメッタ斬りしていらっしゃいました。 …

 ホテルビーナス/★★★☆☆

ISBN:B0001A7ANO とにかくすごくスタイリッシュな映画。構図も色もとっても美しい。配役はすごく豪華で、中谷美紀を久々に見たけれどとっても素敵だった。 映像の美しさと中谷美紀の演技とLOVE PSYCHEDELICOのサウンドによっていろいろと救われている映画な…

 海辺のカフカ(下)/村上春樹/★★★☆☆

ISBN:4103534141 しばらく村上春樹から離れていたので、久々の世界観。 なんか、こんなだったっけ。村上春樹。メタファーメタファー言い過ぎじゃないか? 実のところ、上巻からすでにカフカの話に全然興味が持てなくなっていて、とにかくナカタさんとホシノ…

 人生転機キタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!!

今の部屋に引っ越した瞬間から私の家に住み着いたDQNな彼氏と、無事別居することが決まりました。 思えばこの2年半の間に、精神的にも肉体的にもまいってしまって、すべてから逃げるように仕事を辞めました。しばらくの間、人ともうまくコミュニケーショ…

 IRON GIANT/★★★★☆

ISBN:B00006LY0K 私はもともとあまり(というか全く)アニメを見ないので、知っているものといえば子供の頃に見たアニメと宮崎駿シリーズくらい。ディズニーすら大人になってから『ライオン・キング』を見たのが初めてという食わず嫌いです。 ホリカネくんに…

 キモにっき

あまりに長文でキモかったので消しましたー!

 海辺のカフカ(上)/村上春樹/★★★★☆

ISBN:4103534133 ナカタさんがどうなるのか早く知りたい。感想は下巻を読み終えてから。

 パラレル/長嶋有/★☆☆☆☆

ISBN:4163230602 えっと、私は比較的情報に操作されやすい人間だとは思っていましたが、これを読んでもうAmazonのオススメ度には絶対だまされないぞ!と心に決めました。 キャバクラのお姉ちゃんにハマって数々の女をパラで進める中年男と、元妻とちょくちょ…

 我輩は施主である/赤瀬川原平/★★★★☆

ISBN:464397088X 久々に赤瀬川読んだけど、やっぱりこのジイさん大好き。 『新解さんの謎』という本を初めて読んだとき、なんともいえない面白さがこみあげてきて、こういう気持ちになりたい時は赤瀬川だと決めた。巷で大ヒットになってしまった『老人力』は…

 神々のプロムナード/鈴木光司/★★☆☆☆

ISBN:4062118564 たまたまTVをつけたら『リング』やってた。鈴木光司つながりの偶然に魅かれて観ちゃった。 神々のプロムナード。人が行方不明になって、つきつめていったら新興宗教が関係してたという話。題材としてはたぶん好きな方なんだろうけど、なん…

 できればムカつかずに生きたい/田口ランディ/★★☆☆☆

ISBN:4101412316 読んでてずーっと、なんかどっかで読んだことあるなぁと思っていたら、ウェブコラムで読んでた。ような気がする。ところどころ読んだことがあったりなかったりしたから、たぶんそうだ。 田口ランディの小説は本当に本当に好きなのだけど、や…

 リアルワールド/桐野夏生/★★★★☆

ISBN:4087746194 人はつねに、選択しながら生きている。 自分が高校生だったころに考えていたことを思い出していたら、それに関連したいろんなことがよみがえってきた。そこには人生の分岐点が普通にごろごろ転がっていた。 とにかく、その世代の多くがそう…

 僕のなかの壊れていない部分/白石一文/★★☆☆☆

ISBN:4334923631 ただひたすら傲慢な作品だと思わずにはいられません。 「なぜ人は生きるのか」「なぜ人は死ぬのか」「なぜ私は自殺しないのか?」 というような問いが随所に出てくるけれども、人は誰しもがそういったことを考えるし答えなどそう簡単に見つ…

 ボロボロになった人へ/リリー・フランキー/★★★☆☆

ISBN:4344003314 『ココリコ・ミラクルタイプ』に出ているリリーさんのイメージの人は読まないほうがいいと思う、みたいなことがAmazonのコメントに載っていたのですが、その人はリリー・フランキーのイメージをどうとらえているんだろうか。私は私のイメー…

 富士山/田口ランディ/★★★☆☆

ISBN:4163227407 富士山と樹海にまつわる短編集。ランディ節はそんなに炸裂してないので、まぁライトに読めるといえば読める。でもテーマはけっこう重い。私は嫌いじゃないけど。そういえば富士山は日本人にとっていつも気にされるポジションで、さすがにそ…

 セックスボランティア/河合香織/★★☆☆☆

ISBN:4104690015

 世界の中心で愛を叫ぶ/片山恭一/★☆☆☆☆

ISBN:4093860726 話題になってからだいぶ経ったけど、とりあえず押さえとこうと思って読んでみた。 いろんな場面で賛否両論だったけども、あぁそういうことね。 でも私はこの本を読んで泣けたりはしなかった。それよりも文章のささいなところで拒絶してしま…