世界の中心で愛を叫ぶ/片山恭一/★☆☆☆☆

世界の中心で愛を叫ぶISBN:4093860726
話題になってからだいぶ経ったけど、とりあえず押さえとこうと思って読んでみた。
いろんな場面で賛否両論だったけども、あぁそういうことね。
でも私はこの本を読んで泣けたりはしなかった。それよりも文章のささいなところで拒絶してしまう部分が満載で、そればっかり気になってちっともグッときてる余裕がなかった。なんていうか、萎えました。各イベントはグッときそうな感じなのに、もったいないなぁ。
映画になったりドラマになったりするのは、設定がカンペキお涙ちょうだいモノだからだよなぁと。タイトルもキャッチーだし。形をかえたら十分泣かせる作品になるかもしれない。音楽とか役者の演技とか監督の技量とかで。この本はつまり、映画の草案としての存在ってことか。
「原作」って言葉、便利だなぁ。