ゆめつげ/畠中 恵/★★★☆☆

しゃばけ』シリーズが大好きなので、他も読んでみたくなり同著者の作品を。

しっかり者の弟と、へなちょこ兄の神官兄弟。兄の弓月は"ゆめつげ"と呼ばれる予知夢を見ることができるのだが、うまく夢を解読できず、周りの人々に信頼がない。そこへ名門の神宮から権宮司がやってきて、あるお大尽の跡取りをゆめつげで探すよう依頼される。なんとも奇妙なゆめつげを繰り返すうち、謎は解けてゆくが…。

幕末の市井モノということで、しゃばけシリーズとは別ラインのファンタジー。語り口は似たようなものだし、人がコロコロ死ぬのも同じ。何も考えずに読むのは良いかもという程度。畠中さんはこの位置づけかなあ。