手のひらの蝶/小笠原 慧/★★★★☆

ハラハラしっぱなしのミステリ、というかバイオホラー? 何度「志村うしろーーーー!!!」と叫びそうになったことか。文字通り手に汗を握って読み進むうち、クライマックス間近で迂闊にも「危ない!」と声に出してしまった。自宅でよかった。昆虫こえー。
それにしても小笠原慧はこういうテーマ好きだなあ。毎回同じような設定だからまたー?って思うんだけど、段々ハラハラ度が上がっているような気がする。シーンが映像として浮かび上がってくるから、とても映画っぽいのだ。