運命じゃない人/★★★★☆


あれ、私なんでこの映画観ようと思ったんだっけ。つかそもそもどんな話だっけ。というレベルで忘れ去っていたんですが、TSUTAYADiscasさんが送ってきたので観てみたら予想外に面白くて得した気分。過去の私グッジョブ。
出ている俳優陣が全員知らない人だったり、映像が古くさい(ひと昔前の邦画特有の暗い感じ)だったりで、出来の悪いB級映画だったらどうしよう…とかなり心配だったのですが、そのような考えは杞憂でした。逆に誰も知らないからこそ物語そのものを純粋に楽しみ、評価できるのだ!と勝手に満足しています。

一晩の出来事を5人の登場人物たちの視点から描いた物語。婚約者の家を飛び出したマキ、婚約者に出て行かれた宮田、その親友の探偵、出て行った女アユミ、ヤクザの組長。すべての物語が絡み合っていて、同じところに立ち戻って別視点から見たときの「おおおー! えー!」という感覚や、ハラハラするのが面白い。細かい部分も含め、とてもよくできた映画だと思います。こういうコメディは好きです。ラストはアッサリしてるけど。あ、ちなみに探偵さんちょっと素敵だったなー。

この作品の認知度は知りませんが、知らない人はぜひ観たらいいと思います。