デスノート、デスノート the last name/★★★★☆

正直、映画化のニュースを聞いてかなり萎えたのは確か。映画化=地雷みたいな先入観がどうしてもあって。あとキャスト。予告編を見た感じでは藤原達也=ライトは違う、じゃあ誰って言われても思いつかないけども的な不満が、でLにいたっては、wwwwwコスプレかよwwwwwとか、いろいろ突っ込みどころがあったんですよね。ところが公開してから「案外よくできてる」という噂をちらほらと聞いていたので、まあ適当に期待せずに観てみたわけです。

で、私の率直な感想は「良く出来てる」です。気にはなってたけどまだ観てなーい、という人は観るといいです。第1部完結までを前編・後編に分けているだけなので、原作1部だけで2部まだ読んでないし…という人も安心して観てください。前編・後編とも2本立て続けに観たけれど、5h半ちょいがあっという間だった。全然苦じゃない。て、これ、つまり面白かった、ってことなんでしょう。とりあえず藤原達也は頑張った。ミサミサも同じく観ているうちに違和感がなくなる。一番イメージどおりだったのは、何を隠そうコスプレのLだった。

内容については、原作の細部を忘れていてヘタなこと書けないので大声で言うのは控えます。<ネタバレ>三神と高田のエピソードを端折って一人のキャストに両方の要素を兼ねさせたのはよかったと思う。Lが死んでからのオリジナルラストがうまくまとめられていたので、無駄がなくすっきりした印象。でもやっぱり最後のライトのかっこ悪さはなあ…。あとやっぱり倫理的にライトを勝たせてはいかんというのはわかるけど、なんだろう、Lが勝っても釈然としないものが残った。もしかしたらライトが勝っていても同じように感じたのかもしれない。</ネタバレ>最終的にライトかLか、勝負をつけなきゃ終われないのだけれど、終わらないでほしいというか、ずっと闘い続けてほしいんだなー多分。


それと感想をいろいろ検索してたら、→(こちら)の方が非常にわかりやすいネタバレ感想を書いてらっしゃいました。結構鋭いです。