サマータイムマシン・ブルース/★★★★★

待ちに待ってた。やっと観て、非常に面白かったので大満足です。元々舞台だったものを本広克行が映画化したらしいですね。簡単に言うと、大学生たちが夏休みにダルダルな感じで過ごしてたらなんとタイムマシン見つけちゃって大騒ぎみたいな青春コメディ。すごく馬鹿馬鹿しくてもう本当大好きです。いいなあこういう馬鹿たち。

タイムマシンものは冒頭から随所に伏線が張られまくるので、一瞬たりとも見逃さないぞ!という気持ちで観ていたのだけれど、そしてそれは案外わかりやすくできていて、時間旅行により起こる諸問題もちゃんとうまくまとめられていたし、何よりも脚本がよくできているというのとテンポがいいので、本当観てて楽しいです。時々アホどもがうざいです。それが好きです。あとセリフの言い回しとかが好み。突っ込みとか。これは何回も観たい作品です。

この脚本を書いたのはヨーロッパ企画という同志社大系小劇団の人なのですが、こういうカラーの舞台ならば是非観に行きたいなあと思いました。映画の中にもハマリ役な人がいましたが劇団のメンバーみたいです。これからも頑張って欲しいです。

余談ですが、公開当時は確かタイムマシンづいてる時期で、ライズXで「プライマー」というタイムマシンものを観たのだけれど、こちらはすげえ難しくてシリアスな感じで、観終わった後一緒に行った4人であーだこーだ話し合ってもよくわからなかった記憶があります。「サマータイムマシン・ブルース」は、なんというか、登場人物たちが発する“よくわかんねーけども楽しかったぜ!以上!”みたいな馬鹿っぽさがいいんだと思います。