機動警察パトレイバー 劇場版/★★★☆☆

基本的に警察モノは好きなんですけれども、何となく設定が面白そうだったんで気になってました。とはいえコミックスを読んだこともアニメを見たこともありません。マラソンでもすっかなーとちらりと考えてはいるんですがね、なかなか重い腰が上がらなくて。
そういえば最近DVDボックスが出たそうですね。本当は欲しいんだけどちょっと買うには思い切った値段だし、じゃあせめてフィギュア購入でと自分を騙しては、毎朝出勤前にそれらのポーズをちょいちょい直してはうなずいているいじましい恋人が借りてきたので観ました。ああ、のろけです。
さて、つまり本編を知らないまま劇場版を観てしまったわけなのですが、監督はあの押井守、警察モノで近未来、これってつまりあたいの大好きな攻殻機動隊に共通してる世界観じゃね?と気付いたので気に入りました。
レイバーが集団誤作動を起こす理由が一体何なのかを探るというストーリー。一応ある程度キャラの紹介やら何やらは作中で説明されるからわかるし、これはこれでとても興味深く面白いのだけど、でもやっぱり本編を知ってたほうが楽しめるに決まっている。アスマとイズミ、後藤さんとしのぶさんの関係だとか、ほかのスタッフのエピソードとか位置づけなど、そういう基盤を把握していないと物語に入り込んで行けないし、「ああ私はよそ者なんだなー」みたいな感じが拭えないのです。劇場版はあくまでも劇場版で、本編ありきで楽しむべきものだよなあ。