天空の城ラピュタ/★★★★★

天空の城ラピュタ
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2002/10/04)
恋人がついに購入したので記念に観る。公開されてからもう21年も経ってるのか…。たぶん最後に(と言っても一度きりだけど)観てから15年以上は経ってる。すごいな。
ジブリ作品で心に強く残っているのはナウシカラピュタカリオストロの城ぐらい。もちろん大人になってから、魔女宅とか紅とかトトロとか耳をすませばとか火垂の墓とかもののけ姫とか観てるんだけども、なんというか年齢とタイミングで*1、過去の自分の心がでっかい波になって押し寄せてくるのって先の3作品ぐらいなんだよねえ。
それにしても素晴らしい映画! さすがに細部をまったく覚えてなくて、最初からほぼまっさらの状態で観ることが出来たのでとても楽しめました。
ラストの、天高く昇っていくラピュタの墓場で小鳥やキツネリスを肩にのせたロボット兵がゆっくりと歩いているシーン、あれは何度観ても(一度しか観ていないが)切なくて、泣きそうになる。私はああいった「気は優しくて力持ちキャラ(時々その怪力のせいで誤解される)」に弱いってだけかもだけど。ロボット兵は、ラピュタがたとえ宇宙の果てまで行っても、大気圏を越えて空気が薄くなって、小鳥もキツネリスも植物も生きられないところに昇っていっても、自分が壊れるまで同じようにひとりきりで墓守を続けていくんだろうな。あの世界にはひとつの“永遠”があるのだなあ、と。そんなことを考えると切なくなるのです。
またしばらくしたら観たい。

*1:当時小学校高学年〜中学生でした