800 TWO LAP RUNNERS/★★☆☆☆

 同タイトル小説の映画化。小説がとても瑞々しくて素晴らしかったのに比べると、どうしても不満が残る。特にキャスティング。激しいベッドシーンやヌードもあるので、それが可能な人というと限定されてくるのかもしれないし、あるいは予算の関係かもしれないけれど、あまりにもイメージとかけ離れていた。井出はもっと黒人のハーフっぽくてカモシカみたいな脚の子だし、山口だってもっとこう…とにかくなんか違うんだなー。
 ひとつだけ救われたのは、中沢役の野村祐人がとてもいい演技をしていたということ。あの子はいい役者になるで。あの子、て。