その後のミホちゃん

ミホちゃんについて↓
http://d.hatena.ne.jp/on_tama/20041113

ずっと登校拒否をしていたミホちゃんについて、実家に帰ったときに母から情報を得たので思わず報告したいと思います。誰にも聞かれてませんけども。

中学を卒業して音沙汰がなくなった頃、風の噂で『ミホちゃん一家は某宗教団体Yの楽園で暮らしている』と聞いたのですが、大人になってから彼女の一家はそこから抜けたと聞きました。そしてどこか遠い街へ引っ越したと。
私の地元は驚くほどのド田舎なのですが、私たちが野山でかけずり回っている間、ミホちゃんは学年で唯一バレエをやっていて身のこなしもエレガントで、その上ちょっと喘息で肌の色は抜けるように白くて、そういう部分も含めて誰もがうらやむような上流階級のか弱いお嬢様育ちだったのです。もちろん私はそんなミホちゃんとエロ本について真剣に語り合えることが誇りでした。その彼女が、Yを抜けてからは工事現場のガードマンをやっているそうです。人に歴史ありってこういうことですかね。違ったかしらね。
その楽園で彼女が一体どんな経験をしたかは全くわからないけれども、何にしても、結果的に抜けることができてよかったなぁと遠い空の下で私は胸をなで下ろしたのです。