スクール・オブ・ロック/★★★☆☆

ロックのことしか頭にないデューイは、自分のバンドをクビにされ、ルームメイトに追い出されそうになった末、金に目がくらんでルームメイトの名を騙って小学校の補充教員になる。が、教師の資格もなければ元からやる気もないので毎日が“休憩”。ある時、音楽の授業で子供たちが楽器を演奏できると知った途端、クラス中を巻き込んでバンドを結成してしまうという、ハチャメチャな物語。


まあ予想通りという感じ。ちょっと映画としてお行儀が良すぎるかも。テーマが“ロック”なのにもったいない。
このテの「音楽って素晴らしい」「破天荒な先生と子供たちとの絆」「保護者たちの反対を押し切って」「おとなしいキャラが実はすごいプレイヤー」という設定は、「天使にラブ・ソングを 2」でもうやり尽くされた感があるなあ。
例えばドラムの子がもうひと悶着起こすとか、反抗的な子供が出てくるとか、もう一山二山あると思っていたので若干拍子抜け。保護者たちがあんな簡単に丸め込まれちゃうなんてなー。まあ「天使に〜」は設定が高校生だし、個人的に好きすぎるので比べるのが間違いなのかもしれないけども。

まあでも面白かったです。子供たちがマジで演奏してるっぽいところもすごいし*1、あとデューイ役の俳優さん、本当に普段からこういう人かも…って本気で思えたので、すごい演技力だなあと。友人に似たようなファンク馬鹿がいるので、キャラかぶるなーと思いながら観てました。あと3人コーラスのブロンドちゃんの笑顔が超かわいいねん。欲しいねん。




*1:全米から演奏できる子を集めたってことはわかってるけど、撮影中にもどんどんうまくなったりしたんだろうな、と。