時をかける少女/★★★☆☆

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予告編を観たときに少し気になっていて、でもまあ映画館行くほどでもないしDVD出たらレンタルで観るかなー、という程度だったのですが、周囲の人々が絶賛していたのと友人が鑑賞ツアーを組んでたんで、それに乗っかって行ってきた。原田知世の映画はたぶん当時TVとかで観ただろうけど微塵も覚えてなくて、もちろん原作も読んでなくて、監督のことも知らないし、普段アニメも観ないので、どうなんかなーと不安だったのですが、普通に楽しめた。
確かにタイムトラベルものなんだけど、あれだね、普通の青春アニメだね。マコトとコウスケとチアキのあの微妙な関係がはがゆくて、青春時代を思い出して懐かしくなったりきゅんときたりしてました。好きだった男の子に「オレら、男同士だったら親友だったよな!」と太鼓判を捺されて、結局ダメになっちゃったあの切なさとか、「男女間での友情はあり得るか」なんてテーマで語り合った記憶とか、自分のことをいろいろ思い出して転げまわりそうになってました。
タイムリープについては、ラストでちょっと「ん?」と思う箇所があったんだけど、3人と彼らを取り巻く人たちのあれやこれに紛れてうやむやになっちゃった。ゼロになってから残り1回に戻ったときになぜ記憶が保持されてるのかとか、あの絵は別にもう少し待てば観られたのにーとか、チアキは最後の一回で未来に戻ってまたチャージしてくればよかったんじゃないのかとか、チアキマコトに告白する選択肢を進めたとしたら、チアキ未来に戻らないつもりだったの?とか、いろいろ突っ込みたいのですがやっぱそれって無粋なんかな。あと、どの分岐までどうやって戻るのか、みたいなのがよくわかんなかった。たくさん戻るのにはたくさん跳ぶ、みたいなことか?
あとこの映画の予告編でやってたアニメ映画、筒井康隆原作の「パプリカ」が少し気になってる。内容だいぶ忘れてるけど読んで面白かった記憶が。たぶんDVD出る頃に思い出したらレンタルしてみるかも。