間宮兄弟/★★★☆☆

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間宮兄弟の日常と女の子がらみのあれこれと。

id:tubuko21さんやid:kotokoさんのレビューを見て、「おほっ! 出遅れた!」という感でいっぱいになり、唐突に観に行きました。
塚地くんも面白いですが、私は以前から惑星ピスタチオのファンで、佐々木蔵之介が塚地くんと組むっつうので気になっていたのです。"以前から"とか主張しちゃうのって要は「あー、今でこそ有名だけど、当時はもっとこう、今と違ってゴツっとしたイメージでー」という、昔の彼知ってるモンね的な痛いアレですけど、まあ正直言って元座長の腹筋善之助が大好きすぎて、当時は佐々木蔵之介とか保村大和のことをあまり見てなかったんで。だから実を言うとあんま知りません。現在最もメディアで活躍して見えるのは佐々木さんですが。腹筋さん…元気かな…。
さて肝心の映画の感想ですが、ちょっと私には無理がありました。兄弟が天真爛漫すぎて、仲が良すぎて、私にはまぶしすぎて、まあそれはそれで1つの形なんですが、んー、キモイ?っていうのかな? かと言ってそのキモさを楽しむこともできず、すくすく育っちゃったっぷりを楽しめるわけでもなく。というか、そもそも“ビデオ屋の店員が客からの誘いに乗る”という行為からして信じがたい。そこをまず受け入れられず、「これはファンタジーなのか?」と思っていたら生々しい現実を突きつけてきたり、「で、どっちなん?」という気持ちのまま笑うことが出来ずにラストまで来てしまった。謎エピソードが織り込まれているのもよくわからない(戸田菜穂がShuffleを誇示するくだりとかエンドロール後とか)。私の理解力不足なのだとしたらこうして書いていること自体がアホ行為そのものなのでお恥ずかしい限りです。
観終えてからもずっともやもやしてしまったのは、どのキャラに対しても共感できず、誰のことも魅力的に思えなかったことが一番の原因なのかもしれません。それとぼったくりエピソードは必要ないと思うし、ラストも妹のアレはなくていいと思う。あんな露骨なことしなくても十分に伝わってるのに。
あと、どうでもいいことだけど、舞台に北千住あたりが出てきたり東武線だったり商店街が立石だったり、リアルに知ってる地名が出てくると何となく嬉しい。


んで今一番気になっているのは、ロビーに置かれていたチラシの「9/10(ジュウブンノキュウ)」という映画です。→参考