ハウルの動く城/★★★☆☆

久々に宮崎駿の映画を観た。私のジブリ映画といえばナウシカラピュタが同率一位で、次点にルパン・カリオストロの城で、それ以来これは!と思う映画に出会っていない(あ、トトロも割と好きだった)。もののけ姫を観たときに、あーもうジブリはいっかなーと思っていたので、千と千尋も観ていない。だから実を言うとハウルにも全然興味がなくて、たまたま木村拓哉ハウルの声をあててるというのを聞いて、それだけが目当てで観に行ったわけで。


実際観た感想は、やっぱり上位は変わらないし率直に言って「流行りモノを押さえた」感が大きいのだけれども。
主要キャラクターが魅力的だったので、ストーリーそっちのけで各キャラクターに愛着を持ちました。特にハウル木村拓哉は器用な人だし実際努力家なので、ソツなくこなすんだろーな、という予感はしていたのですが、思った以上にちゃんとハウルにハマっていました。彼の特徴でもある喋り癖みたいなものは一切なくて、とっても魅力的なハウルに仕上がっていて、なんか意外だった。拓哉がやってるんだけど拓哉っぽくない。そしてもしかしたら、たぶん拓哉じゃなくてもハウルは魅力的なキャラだったんじゃないかな。
ただ、やっぱりそっちのけにしてしまっただけあってストーリーは観客に判断を委ねる部分が大半を占めていて、想像力の乏しい私は強引な展開についていけず「え、あれ?そういう事なの?」って、いろいろ見落としてる気がする。ハウルにハァハァしすぎました。
ソフィは賠償千恵子だって気付かなくて、鈴木京香みたいな声だけど老婆の時はちょっと違うなー誰だろうなーって思い続けていました。でも時々若いソフィなのに声が頑張ってるおばさんぽくて無理がある瞬間もありました。

私の中で一番よかったのは、我修院達也カルシファー。あれはハマリ役だと思う。もともと我修院は私の中でお気に入り脇キャラなので、彼にはこういうのが向いてるんだなーって改めて思いました。
ネオドラえもんスネ夫には我修院なんていいんじゃないかしら。って今ぐぐったら、彼、千と千尋にも出てたのかー。じゃあ観とくかー。