やっぱり大好きなカフェはいいなぁ。
昔の職場の近くにある、大好きなカフェに行ってみた。じつに半年ぶりくらい。
５年も通えば当然だけど、元の職場の近所は、細部まで本当によく体に染み込んでいて、大好きなカフェに近づくのと同時に、大嫌いになってしまった職場にも物理的に近づくことになるので、ものすごく複雑な気持ちになった。今こうやって同じ道を自転車でたどっていくうちに、その当時自分がどんな気持ちでいたのかがフラッシュバックのようによみがえってくる。
体が覚えているから、反射的にそのまま元の職場に向かってしまいそうになる。たとえるなら、駅のホームで通過電車に吸い込まれそうになって、うわ。もっていかれたらどうしよう、って足がすくむような感じ。もちろん実際は絶対に吸い込まれたりしないんだけど、瞬間的に負の要素に引き込まれそうになるというか。
うわーこんなにトラウマちっくな思いがふつふつと湧き出してくるなんて、よほどあの頃の私はすさんでいたんだなぁ。きっとひどい顔してたんだろうな。
まぁとにかく複雑な気持ちで大好きなカフェにたどり着いて、大好きなロコモコを食べながら本を読んだり、素敵な音楽を聴きながらボーッとしたりしていたら、じんわりと、やっぱり私はこのカフェが大好きだなぁと純粋に思える心の余裕が出てきた。
何事も心の持ちようなんだな。要は。
