僕と彼女と彼女の生きる道/最終話

毎回号泣してきたドラマ。
親権を元妻に取られ、凛を失って哀しみにくれる徹郎。ゆらに言われた「もっと大切なこと」に気付き、凛の母としての可奈子と和解する。徹郎は料理に夢を持ち、凛と手紙の交換をしながら、離れていても愛を伝え続ける。そしてゆらとも気持ちが通じ合う。
私には、絶対的に父性が足りていないので、本気で泣けた。理想の父像だけが勝手に膨らんでしまうからだ。いいなぁ、あんなおとうさん。
脚本の独特な語り口も雰囲気も&Gの主題歌も好きだけど、凛役の美山加恋(7)の驚異的な演技力はやっぱすごい。泣きのシーンで、やつは本気で泣いている。ただし朝の某ニュースバラエティで占いコーナーのイメージガールに抜擢、というのはどうかと思う。有名な俳優ありきのキャスティングと違い、子役はそのドラマの役にハマりきったイメージが抜けないことが多いし、それを壊さないで欲しいという視聴者の勝手な願望で、しばらくはどこのメディアで見かけても、違和感なんだろうな。