お百姓さんごめんなさい

ことこっつに突然誘いを受け、インターネッツな人々が集まる闇鍋パーティーに出かけた。「人生における記念すべき最初の闇鍋に私はこれを入れた!」と後に誇れる、印象的かつ私らしい食材を、と思い悩んだ末、どういうわけか全くどうでもいい「セロリ」を選んでしまった自分に反省。真っ暗闇の中、自分の持参した食材を明かさずに鍋に放り込み、頃合いを見て11人もの男女がめいめい器にとりわけ、「いっせーの」で器をグルグル回して止まった時に自分が持っていた物を食べるというルール。これが最悪にマズかった。まぁそれでこそ闇鍋であり、そのマズさや、鍋としてあり得ない食材に「なんだよコレー!」と大騒ぎする事が一番楽しいわけで。とにかく闇鍋はこうでなきゃ、という理想的な展開だったので、大満足。一つだけ心残りがあるとすれば、時間の関係でその後に行われる口直しの本鍋(ごく普通の鍋)を食べられずに帰ったため、一晩中胃の中が釈然としなかった事である。